The Playmaker GM、佐々木クリスです。

2026NBAファイナルは4戦が終わってニックス3勝1敗で王手。

NBAファイナルで3-1リードを持つチームの最終成績は37勝1敗。唯一の例外は2016年クリーブランド・キャバリアーズ(vsゴールデンステート・ウォリアーズ)のみ。スパーズはその歴史的前例に挑むことになるGame5。

そのシリーズ5戦目を楽しむ前にぜひアナリティクスでもシリーズの推移をおさえてみませんか。

実は戦績だけでは圧倒しているように感じるニックスですが、シリーズ最初の4試合すべてでQ4残り2分時点のスコア差が3点以内。さらに4試合すべてでスパーズは残り2分以内に一時リードを奪っていました

非常に拮抗した争い。その得点に反映される攻防を、QAC Labが示す6要素で見ていくと、ゲームへの理解がより深くなります。

ぜひ、お楽しみください。

P&R Factor Radar
NBAファイナル G1・G2・G3・G4 の結果を振り返り
2025–26 NBAプレーオフ  |  NBA Finals  |  Game 1–4
SAS 1 – 3 NYK
NYK 3-1リード
G1 NYK 105-95 G2 NYK 105-104 G3 SAS 115-111 G4 NYK 107-106
(※)各要素値はレギュラーシーズン・リーグ平均との差分(48分換算)。正値=NYK有利、負値=SAS有利。データはNBA.comから取得・集計しており、公式数値と差異が生じる場合があります。
by QCA Lab
GAME 1  |  2026.6.3  |  @ SAS(ホーム) ► NYK WIN  105 – 95
Q1Q2Q3Q4合計PACEOFF RTG
SAS272821199599.596.0
NYK19292829105105.0
Waterfall chart wf1
GAME 2  |  2026.6.5  |  @ SAS(ホーム) ► NYK WIN  105 – 104
Q1Q2Q3Q4合計PACEOFF RTG
SAS3418232910498.0105.1
NYK25312821105108.2
Waterfall chart wf2
GAME 3  |  2026.6.8  |  @ NYK(ホーム) ► SAS WIN  115 – 111
Q1Q2Q3Q4合計PACEOFF RTG
SAS3324352311593.0123.7
NYK22422720111119.4
Waterfall chart wf3
GAME 4  |  2026.6.10  |  @ NYK(ホーム) ► NYK WIN  107 – 106
Q1Q2Q3Q4合計PACEOFF RTG
SAS4135141610693.5112.8
NYK22272632107115.1
Waterfall chart wf4
シリーズ通算 要素別スコアカード ↑ 正値 = NYK有利(橙) 互角(グレー) ↓ 負値 = SAS有利(黒) 閾値 ±3
要素 G1
6/3 NYK勝
G2
6/5 NYK勝
G3
6/8 SAS勝
G4
6/10 NYK勝
■ SAS攻撃 vs NYK守備 (正値 = NYK守備優位)
TO要素−1.8+3.4−6.5−3.2
OR要素−2.6+6.4+5.3−1.5
3P効率+8.2+3.1+1.5−12.9
2P_out効率+7.7+3.1−3.3−2.9
2P_in効率+9.2−4.2+2.6+21.4
FT効率−1.1−3.0−8.7+0.8
■ NYK攻撃 vs SAS守備 (正値 = NYK攻撃優位)
TO要素+6.9+2.3+0.7+0.2
OR要素−1.3−1.1+1.6−2.9
3P効率−8.5+5.8+1.4+9.8
2P_out効率−1.8−1.5+1.0+1.3
2P_in効率−1.7−11.4−1.0−12.6
FT効率−3.1−2.2+0.7+3.8
得失点差(NYK基準) +10.0 +1.0 −4.0 +1.0
試合分析 各試合のウォーターフォール構造から読む勝敗の分岐点

▮ Game 1 — 2026.6.3   NYK 105–95 SAS(NYK +10)

SASはホーム開幕戦ながら、攻撃の多要素をNYK守備に封じられた。ペイント内+9.2・3P+8.2・2P_out+7.7とSAS攻撃が苦戦(NYK守備優位)。NYKはTO管理+6.9でミスを少なく攻撃を組み立て、シリーズ初戦、敵地で貴重な勝利をあげた。

▮ Game 2 — 2026.6.5   NYK 105–104 SAS(NYK +1)

SASはペイント守備(2P_in +11.4 SAS守備優位)でNYK攻撃を抑え込み、自らの2P_in+4.2(SAS有利)・FT+3.0(SAS有利)で1点差まで食らいついた。しかしNYKは3P+5.8で対抗し、SASのOR封殺+6.4とTO誘発+3.4(いずれもNYK有利)でリズムを掌握。最後まで1点差の激戦を制しNYKがファイナル2連勝。

▮ Game 3 — 2026.6.8   SAS 115–111 NYK(SAS +4)

SASはFT獲得+8.7・TO管理+6.5・2P_out+3.3でリーグ平均を大幅に上回る攻撃を展開し、ニューヨークでシリーズ初勝利をあげた。NYKはSASのORリバウンドを抑えて一定の優位(+5.3)を構築したが、G1・G2で機能した3P・TO管理・ペイント攻撃は全要素±1.7以内にとどまり大きな優位を築けず。シリーズはNYKの2勝1敗。

▮ Game 4 — 2026.6.10   NYK 107–106 SAS(NYK +1)

SASはQ1・Q2で76点をあげて前半を終えて27点のリードも、SASのペイント内の攻撃をNY守備が+21.4と抑え込んだことで、後半は14・16点に失速。NYKは3P+9.8・FT+3.8で着実に積み上げ、Q3・Q4を58-30のペースで逆転。1点差接戦を制してシリーズはNYKの3勝1敗に。

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