The Playmaker GM 佐々木クリスです。

今回、The Playmakerでは新たな取り組みとして、AI分析を活用したNBA Playoffs 2026 シリーズ展望記事を公開します。

その名もQuant Court Analytics Lab(定量的コート分析研究所)。

本記事では、試合データの整理や傾向の抽出にAIを活用しながら、最終的な解釈やストーリーの構築は、我々の視点で編集・統合しています。
AIの持つ「膨大なデータ処理能力」と、人間の持つ「ゲーム理解」を掛け合わせることで、これまでとは異なる角度からNBAを読み解くことを目指しています。

一方で、この取り組みにはいくつかの前提があります。まず、本記事のデータ整理および要約はAIによって支援されています。情報の正確性については細心の注意を払っておりますが、AIの性質上、計算ミスや事実認識のズレが含まれる可能性があります。公式なスタッツについては、必ずNBA.comなどの公式ソースをご確認ください。
また、記事内の数値や事実関係については公開前に人間による再検証を行っていますが、特にシリーズ全体の平均値や特定試合のスタッツとの整合性については、今後も改善を続けていきます。その点も含めて「一つの視点」として楽しんでいただければと思います。

データの出典については、NBA.comをはじめとするオープンソースをベースとし、記事内または末尾にて明示しています。なお、本記事に掲載しているデータは【2026年5月1日・第6戦終了時点】のものです。

The Playmakerが大切にしているのは、単なるデータの羅列ではなく、その裏にある「ストーリー」です。AIが見つけ出すデータ同士の繋がりを起点にしながら、最終的にはバスケットボールとしての整合性を人の目で担保する。そのプロセス自体が、新しい観戦体験になると信じています。

ぜひ、新しい形のNBA分析とストーリーテリングを楽しんでください。


2026 NBA PLAYOFFS · EASTERN CONFERENCE FIRST ROUND

ボストン・セルティックス vs フィラデルフィア・76ers

イースタン・カンファレンス 第1ラウンド

⚡ SERIES TIED 3-3 — GAME 7 at Boston · May 2
BOSTON
CELTICS
3 — 3
PHILADELPHIA
76ERS

シリーズ結果

GAME日付スコア勝者シリーズ
G14/19 @BOS BOS 123 — PHI 91 CELTICS WIN BOS 1-0
G24/21 @BOS PHI 111 — BOS 97 76ERS WIN タイ 1-1
G34/24 @PHI BOS 108 — PHI 100 CELTICS WIN BOS 2-1
G44/26 @PHI BOS 128 — PHI 96 CELTICS WIN BOS 3-1
G54/28 @BOS PHI 113 — BOS 97 76ERS WIN BOS 3-2
G64/30 @PHI PHI 106 — BOS 93 76ERS WIN タイ 3-3
G75/2 @BOS — TBD — UPCOMING 勝者がR2へ

GAME 1(4月19日)

GAME 1 — CELTICS WIN
2026年4月19日
📍 TDガーデン, ボストン
CELTICS
123
WIN
76ERS
91
Q1Q2Q3Q4
BOS 33313128 123
PHI 18282520 91
主要スタッツ
選手チームPTSREBAST
J・ブラウンBOS2643
J・テイタムBOS25117
T・マキシーPHI2118
P・ジョージPHI1741
VJ・エッジコムPHI1333
N・ケータBOS1321
チームスタッツ(詳細)
BOSPHI
FGM / FGA45/9035/90
FG%50.0%38.9%
3PM / 3PA16/44(36.4%)4/23(17.4%)
FTM / FTA17/22(77.3%)17/23(73.9%)
リバウンド4340
ターンオーバー814
ペイントエリア得点(PITP)4258
速攻得点2010
ターンオーバーからの得点223
📝 STORYLINE
開幕から圧倒——ボストンはQ1を33-18で制し、一度もリードを許さないまま32点差の完勝を収めた。テイタムが25点・11リバウンド・7アシストとオールラウンドな支配を見せ、ブラウンが26点で締めた。フィラデルフィアはエンビードを虫垂炎手術で欠く中、マキシーが21点・8アシストで孤軍奮闘。しかし3ポイントが4/23(17.4%)という惨憺たる数字で、BOSのシュートタッチとの差は歴然だった。
KEY FACT
ジョエル・エンビード、虫垂炎手術のためG1〜G3を欠場。BOSが「エンビードなしのフィラデルフィア」を相手に3-1リードを築く。

GAME 2(4月21日)

GAME 2 — 76ERS WIN
2026年4月21日
📍 TDガーデン, ボストン
76ERS
111
WIN
CELTICS
97
主要スタッツ
選手チームPTSREBAST
VJ・エッジコムPHI30102
T・マキシーPHI2949
J・ブラウンBOS3674
J・テイタムBOS19149
チームスタッツ(詳細)
PHIBOS
FGM / FGA43/9035/89
FG%47.8%39.3%
3PM / 3PA19/39(48.7%)13/50(26.0%)
FTM / FTA6/11(54.5%)14/18(77.8%)
リバウンド4250
ターンオーバー711
📝 STORYLINE
エンビードなし——それでも76ersが勝った。主役はVJ・エッジコム。30点・10リバウンドという衝撃のパフォーマンスでチームを牽引し、ボストンのホームで勝利をもぎ取った。ブラウンが36点(シリーズ全体最多)という個人的な爆発を見せながらセルティックスが敗れたという事実が、エッジコムとマキシー(29点・9アシスト)の出来の高さを証明している。テイタムも19点・14リバウンド・9アシストとトリプルダブル寸前の働きを見せたが、追いつけなかった。
BREAKOUT STAR
VJ・エッジコム——ルーキーのエッジコムが、「エンビードなし」のフィラデルフィアをアウェーでの白星に導いた。このG2がシリーズのターニングポイントになる可能性を秘めていた。

GAME 3(4月24日)

GAME 3 — CELTICS WIN
2026年4月24日
📍 Xfinityモバイル・アリーナ, フィラデルフィア
CELTICS
108
WIN
76ERS
100
主要スタッツ
選手チームPTSREBAST
T・マキシーPHI3146
P・ジョージPHI185
J・テイタムBOS2557
J・ブラウンBOS2574
P・プリチャードBOS15
チームスタッツ(詳細)
BOSPHI
FGM / FGA36/8138/87
FG%44.4%43.7%
3PM / 3PA20/47(42.6%)12/35(34.3%)
FTM / FTA16/17(94.1%)12/16(75.0%)
リバウンド4537
ターンオーバー1711
📝 STORYLINE
マキシーが31点とシリーズ最多得点(G3時点)を記録しながら、フィラデルフィアが敗れた。テイタムとブラウンが揃って25点ずつ——エース2枚が同時に爆発したボストンを止める力が、エンビードなきフィラデルフィアにはなかった。プリチャードがベンチから15点で貢献し、ロールプレーヤーの層でもBOSが上回った。

GAME 4(4月26日)— エンビード復帰

GAME 4 — CELTICS WIN
2026年4月26日
📍 Xfinityモバイル・アリーナ, フィラデルフィア
CELTICS
128
WIN
76ERS
96
Q1Q2Q3Q4
BOS 34223933 128
PHI 18203622 96
主要スタッツ
選手チームPTSREBAST3PM
P・プリチャード ⚡BOS32456
J・テイタムBOS307115
J・ブラウンBOS20713
J・エンビードPHI261061
T・マキシーPHI22264
N・ケータBOS981
チームスタッツ(詳細)
BOSPHI
FGM / FGA42/8733/80
FG%48.3%41.3%
3PM / 3PA24/53(45.3%)9/30(30.0%)
FTM / FTA20/28(71.4%)21/24(87.5%)
リバウンド5130
ターンオーバー128
📝 プリチャードショー
エンビードが復帰した試合で——ボストンが32点差の圧勝。最大のサプライズはペイトン・プリチャード。3ポイントを6本沈めて32点。テイタムも30点・11アシストと完璧な内容だった。エンビードが復帰しても「3-1になれば取り返せる」という76ersの思惑は、この日完全に打ち砕かれた。BOSはリバウンドで51対30と圧倒し、前半で21点のリードを奪った。
PRITCHARD SHOW
「エンビード復帰ゲーム」のはずが「プリチャードショー」に。6本の3ポイントで32点——これが3-1リードを確かなものにしたセルティックスの宣言だった。

GAME 5(4月28日)— エンビード爆発

GAME 5 — 76ERS WIN
2026年4月28日
📍 TDガーデン, ボストン
76ERS
113
WIN
CELTICS
97
Q1Q2Q3Q4
PHI 21293528 113
BOS 23342911 97
主要スタッツ
選手チームPTSREBASTFGMFGA
J・エンビード ⚡PHI33481223
T・マキシーPHI251051018
P・ジョージPHI1697613
J・テイタムBOS24164819
J・ブラウンBOS2255923
N・ケータBOS814148
チームスタッツ
項目PHIBOS
FGM/FGA39/7836/89
FG%50.0%40.4%
3PM/3PA15/4211/39
3P%35.7%28.2%
FTM/FTA20/2314/23
FT%87.0%60.9%
リバウンド4749
ターンオーバー912
📝 Q4崩壊と「12-0」
前半57-52でボストンリード。第3クォーターにPHIが逆転し、最終クォーターへ。そこからエンビードとマキシーが見せた集中力は圧巻だった。12-0のランを起点に、ボストンは第4クォーターをわずか3/22(FG)で終えた。エンビード33点・8アシスト、マキシー25点・10リバウンド、ジョージ16点・9リバウンド——エンビード・マキシー・ジョージの3枚が全員機能したシリーズ初の夜だった。
EMBIID RETURNS
G4は26点も32点差負け——しかしG5では33点・8astと「本物の支配」を見せた。エンビードが本調子に戻れば、3-1は架空の数字に過ぎなかった。

GAME 6(4月30日)— 3-3でGame 7へ

GAME 6 — 76ERS WIN ▶ SERIES TIED 3-3
2026年4月30日
📍 Xfinityモバイル・アリーナ, フィラデルフィア
76ERS
106
WIN
CELTICS
93
Q1Q2Q3Q4
PHI 20382424 106
BOS 23261430 93
主要スタッツ
選手チームPTSREBASTFGMFGA3PM
T・マキシーPHI302511223
P・ジョージ ⚡PHI23438175
J・エンビードPHI191086181
J・ブラウンBOS18127172
J・テイタムBOS171136132
P・プリチャードBOS14356161
チームスタッツ
項目PHIBOS
FGM/FGA39/8936/86
FG%43.8%41.9%
3PM/3PA11/3312/41
3P%33.3%29.3%
FTM/FTA17/199/16
FT%89.5%56.3%
リバウンド4846
アシスト2218
ターンオーバー1013
スティール77
ブロック63
📝 Q2・Q3で試合を決めたフィラデルフィア
Q1はボストンリード(23-20)。しかしQ2でフィラデルフィアが38-26と猛攻をかけ、前半を58-49でリード。Q3もPHI 24-BOS 14でさらに差を広げ、Q3終了時点で82-63。最後の10点差は目くらましでしかなかった。マキシーが30点、ジョージが3ポイント5本を含む23点、エンビードが19点・10リバウンド・8アシストとゲームメイクに徹した。3-1から連敗でGame 7に持ち込んだ76ersの「底力」が証明された夜だった。
DECISIVE MOMENT
Q3——ウーブレイ Jr.がブラウンのシュートをブロックしマキシーがルーズボールを拾い、ジョージのビハインド・ザ・バックパスをエッジコムが豪快なダンクで決め69-54。この一連のプレーがゲームの流れを完全に決定づけた。
SERIES TIED 3-3
3-1から2連敗——2026年プレーオフ最大のドラマへ。舞台はTDガーデン、Game 7。勝者がイースト準決勝へ進む。

GAME 7 PREVIEW(5月2日)

⚡ WINNER-TAKE-ALL — TDガーデン, ボストン
項目BOSPHI
会場🏠 ホーム(TDガーデン)🛫 アウェー
直近の勢い2連敗中2連勝中
G1〜G3(Embiid欠場)2勝1敗1勝2敗
G4〜G6(Embiid出場)1勝2敗2勝1敗
キーファクターホームの大声援 / プリチャード3Pエンビード / マキシー / ジョージ

主要選手プロフィール

ジェイソン・テイタム
SF #0 — Boston Celtics
23.3
PPG
~10
RPG
~7
APG
G1:25/11r/7a、G2:19/14r/9a、G3:25、G4:30/11a、G5:24/16r、G6:17。得点・リバウンド・アシストすべてでチームをリード。G5の16リバウンドはシリーズハイパフォーマンスのひとつ。
ジェイレン・ブラウン
SG/SF #7 — Boston Celtics
24.5
PPG
G1:26、G2:36(シリーズ全体最多)、G3:25、G4:20、G5:22、G6:18。G2の36点はチームが負けた試合で浮いてしまった。G7での復調がBOS最大のカギ。
ペイトン・プリチャード
PG #11 — Boston Celtics
32
G4 PTS
6
G4 3PM
14
G6 PTS
5
G6 AST
G3:15点、G4:32点・3P×6——「プリチャードショー」と称されたG4のMVP級パフォーマンス。G6でも14点・5アシストと存在感を発揮。ベンチスタートながら試合を変えるX-FACTOR。G7でホームの大歓声が後押しできるか。
タイリース・マキシー
PG #0 — Philadelphia 76ers
26.3
PPG
G1:21/8a、G2:29/9a、G3:31、G4:22、G5:25/10r、G6:30/5a。エンビードがいてもいなくても一貫した超高水準。「Maxeyがいる限りPhillyは戦える」を6試合で証明した。
ジョエル・エンビード
C #21 — Philadelphia 76ers
26.0
PPG ※G4-6
虫垂炎手術でG1-G3欠場。復帰3試合:G4:26pts、G5:33pts/8ast ⚡、G6:19pts/10reb/8ast。エンビード出場時のPHI成績は2勝1敗。「彼がいれば互角以上」を証明。G7でどこまで爆発できるか。
ポール・ジョージ
SF #8 — Philadelphia 76ers
23
G6 PTS
5
G6 3PM
G1:17、G3:18、G5:16/9r、G6:23(3P×5)。シリーズを通じて安定した第3の選択肢。G6の3P×5がゲームの趨勢を決定づけた。PHI勢いの中核。
VJ・エッジコム
SG #77 — Philadelphia 76ers
30
G2 PTS
10
G2 REB
G1:13点、G2:30点・10リバウンド。エンビード不在のG2でフランチャイズ級の活躍を見せた若手。G6のダンクでも流れを作った。76ersの「次の顔」として注目される。

インジャリーレポート(G6終了時点)

選手チーム状態詳細
ジョエル・エンビードPHI ✅ 出場中 G1-G3欠場(虫垂炎手術)、G4から復帰。G7出場見込み
ボストン主要選手BOS ✅ 異常なし G6終了時点でケガ報告なし

シリーズKEYスタッツ(G6終了時)

カテゴリBOSPHI
シリーズPPG107.7102.8
テイタム PPG23.3
ブラウン PPG24.5
マキシー PPG26.3
エンビード PPG(G4-6)26.0
エンビード欠場(G1-3)の勝敗2勝1敗1勝2敗
エンビード出場(G4-6)の勝敗1勝2敗2勝1敗