レブロン23年目の覚悟と八村塁の新たな決意：宮地陽子のロサンゼルス取材日記

On Media Day, the Lakers were all smiles—hope in the air, optimism on every face. But within weeks, reality began to set in. From L.A., Yoko Miyaji captures the tension, the anticipation, and the human side of a team living between expectation and endurance.

ロサンゼルスで迎えた新シーズンの幕開け。
メディアデーの笑顔に包まれたチームは、わずか数週間で“覚悟”と“現実”を突きつけられていく。
41歳を目前にしたレブロン・ジェームズの23年目、そしてキャリア7年目の八村塁が語る新たな視座。
宮地陽子が現地で見た、レイカーズというチームの今を記す——。

それでは、宮地陽子のロサンゼルス取材日記をお楽しみください。

■9月29日（月）
　NBAメディアデー。ファンにとっては開幕の日がシーズンのスタートかもしれないけれど、私たちメディアにとってはメディアデーがシーズンの始まり。ロサンゼルスでは、レイカーズとクリッパーズがまったくの同時刻にメディアデーを開催。以前、時間がずれていたときはハシゴして両方に行っていたこともあるけれど、最近はそれができなくなった。私は八村塁がいるレイカーズへ。